B2BinPayの最新アップデート – v20にて利用可能なTRXステーキングとより広範なブロックチェーンへのアクセス
製品アップデート
大手ブロックチェーン決済プラットフォームであるB2BinPayの親会社のB2Brokerが、最新アップデートとなるB2BinPay v20での機能強化を皆様に発表できることを誇りに思います。今回のアップデートではTRXステーキングの導入および拡大されたブロックチェーンサポートなどが利用可能になる事から、これからより一層顧客の皆様に対してさらなる柔軟性や運用効率を提供できるようになります。ここでは、これらの新機能があなたのビジネスをどのように変革してくれるかを見ていきましょう。
TRXステーキング – トランザクションを処理しながら利益を獲得しよう!
ステーキングとはブロックチェーンネットワークの運用効率をサポートするために一定期間暗号通貨資産をロックするプロセスであり、その見返りとして報酬となる追加の暗号通貨を獲得することができます。
バージョン20では、TRONコミュニティの高度なStake 2.0メカニズムを活用したTRXステーキングが導入されます。
TRXステーキングを使用する事で、任意の量のTRXをロックしながらネットワークの状態に応じて3~5%の受動の年間利回りを得ることができます。さらに、TRXをステーキングするとステーキングされたTRXが帯域幅とエネルギー(トランザクション処理に不可欠なリソース) に変換されるることから、TRONネットワークでのトランザクション手数料の削減にも繋がります。
ステーキングを行う準備ができているは、このアップデートによってウォレットに資産を保有するのではなく積極的にステーキングを行うことでより多くの報酬を獲得することができます。ステーキングの中でもTRXは最も人気のある資産の1つであり、現在ではTRXの28.12%がステーキングされています。
万が一、TRXを現在保有していなくても問題はありません。19番目のリリース以降、B2BinPayはコインをTRXに即座に交換できるスワップ機能をサポートしていることから、誰もがステーキングに参加してすぐに受動的な収入を生み出し始めることができるのです。
ステーキングウォレット
TRX建てのエンタープライズブロックチェーンウォレットを表示できます。各ウォレットについては、以下の情報が提供されます:
ウォレット
TRXウォレットに関する情報:ウォレットID、タイプ (エンタープライズの場合は常にE)、ラベル (設定されている場合のみ)、合計残高。
累積報酬
ステーキングによる報酬は出金可能です。
利用可能な投票数/合計投票数
ここでの利用可能な投票数はSR (スーパーリプレゼンタティブ) にまだ分配されていない投票数、合計投票数は分配された投票数と分配されていない投票数の合計を表しています。
利用可能なアクション
報酬を引き出す — このボタンをクリックすると、報酬を引き出すポップアップが開きます。ここでは対象のウォレット、引き出し額、取引手数料などの引き出しの詳細を確認できますが、報酬の請求は24時間に1度しか利用できないことに注意してください。累積報酬が0 (ゼロ) の場合や報酬が24時間以内に1度すでに請求されている場合には、ボタンを押すことは出来なくなります。
投票を得る — このボタンをクリックすると、ウォレットの詳細のリソースタブに移動してTRXをステークして投票を獲得することができます。
B2BinPayのTRXステーキングの主な仕組み
TRXステーキングは主にリソースと追加の利益を得るために一定期間資金を凍結するプロセスを指しています。つまり、TRXステーキングとは資金を帯域幅やエネルギーなどのリソースと“交換”することでブロックチェーンの手数料の節約に繋がるのです。
- まずは、B2BinPayのアカウントにログインします。
- ステーキング条件の確認 – ページの上部にある最小ステーキング期間や必要なTRXの最小量など複数のTRXのステーキング条件を確認します。
- ウォレットの選択 – ウォレットセクションに移動してTRXウォレットを選択します。
- TRXのステーキング – [投票を得る] ボタンをクリックすると、ウォレットの詳細の [リソース] タブからTRXをステーキングすることができます。
- 投票の割り当て – ステーキングされたTRX毎に1票を受け取ります。これらの投票はスーパーリプリゼンティブ (SR) とも呼ばれるTRONネットワーク内のプロデューサーとして分配可能です。
- 報酬の請求 – 24時間に1度蓄積された報酬を請求することができます。
- TRXステーキングの解除 – TRXステーキング解除をするには、ステーキング解除リクエストを行います。ステーキングの解除プロセスには14日間かかり、その間資金はロックされたままになることに注意してください。この期間中はいつでもステーキング解除リクエストをキャンセルできますが、ステーキングが解除されると分配された全ての投票は自動的にキャンセルされてそれらのリソースは利用できなくなります。
リソースへのステーキング
TRXをステーキングしてリソースである帯域幅またはエネルギー) と交換することもできます。これらのリソースを使用することでブロックチェーンの料金を節約でき、消費されたリソースは一日を通して補充されます。
帯域幅は主にTRXの転送、TRC-10トークン、スマートコントラクトとのやり取りなどに部分的に使用されます。帯域幅があれば、ガス料金を負担することなくTRONのメインネットでトランザクションを実行することができます。
エネルギーは主にスマートコントラクトとのやり取りやTRC-20トークンの転送などに使用されます。これらはTRONネットワークにてスマートコントラクトを実行するための特別なリソースであることから、トークンを転送する際にはスマートコントラクトにエネルギーと帯域幅の両方が十分にあることを確認しておいてください!
B2BinPayの顧客がトランザクション手数料をカバーしながらTRXを効率的にステークする2つの方法を例を用いて以下に示します:
デポジットの収集
B2BinPay Enterpriseの顧客は、エンドユーザーのデポジットアドレスから自分のウォレットにデポジットを収集するためにTRONブロックチェーンで約95500エネルギーと345の帯域幅を費やすと仮定します。顧客はトランザクション毎に41TRXの手数料を永久に消費するとします。
リソースを購入するにはチャートを確認する必要があります。このチャートでは1エネルギー = ~0.081 TRX、1帯域幅 = ~0.893 TRXであることが示されていた場合、顧客が1回の収集トランザクションをカバーするために資金をステークすることでガス代を回避する方法は次の通りです:
– エネルギー: 95500エネルギー * 0.081 TRX = 7735.5TRX
– 帯域幅: 345帯域幅 * 0.893 TRX = 308.08 TRX
– エネルギー + 帯域幅 = 7735.5 TRX + 308.08 TRX = 8043.58 TRXとなります。
したがって、この顧客は8043.58 TRXをステークすることで毎日ウォレットへの1回の入金収集に対して41 TRXを節約できることになります。ステーキングの完全回収期間: 8043.58 TRX / 41 TRX = 196.18日 (6.53ヵ月)
出金手数料の補償
B2BinPay Enterpriseの顧客は、TRONブロックチェーンで約65000エネルギーと345帯域幅を費やして1回のTRX出金を処理することができます。もしくは、出金操作ごとに28 TRXの手数料を永久に消費する事も可能です。
リソースを購入するには1エネルギー = 約 0.081 TRX、1 帯域幅 = 約 0.893 TRXであることを示すチャートを確認する必要があります。1度の引き出しをカバーする資金をステーキングすることでガス代を回避する方法は次の通りです:
– エネルギー: 65000 エネルギー * 0.081 TRX = 5265 TRX
– 帯域幅: 345 帯域幅 * 0.893 TRX = 308.08 TRX
– エネルギー + 帯域幅 = 7735.5 TRX + 308.08 TRX = 5573.08 TRXとなります。
したがって、5573.08 TRXをステーキングすることで顧客はは毎日1回の引き出し時に28 TRXも節約することができます。ステーキングの完全な回収期間: 5573.08 TRX / 28 TRX = 199.03日 (6.63ヵ月)
効率的な運用を実現する為に拡大し続けるブロックチェーンサポート
今回のアップデートによってOptimism、Arbitrum、Baseが同社のブロックチェーンのサポート対象に加わったことを非常に嬉しく思っています。これらはいずれも、ステーブルコインのネイティブサポートやよりコスト効率の高いトランザクション処理オプションを提供できる可能性を考慮して選ばれました。
Optimism
- 時価総額:27億ドル
- 24時間の取引量:2億6,186万ドル
- USDTの供給量:8億300万ドル
- USDCの供給量:3億3,620万ドル
Ethereumのレイヤー2スケーリングソリューションであるOptimismのバッチ処理によって、トランザクションコストの大幅な削減が利用可能になります。OptimismはEthereumブロックチェーンからデータを抽出してグループで処理を行い、検証のためにメインネットにそれらを送り返します。この合理化されたプロセスによって、Optimismの手数料はEthereumの通常の10分の1の料金まで削減されています。2021年に開始されたOptimismですがすでにユーザーのガス代を10億ドル以上節約しており、現在最もコスト効率の高いブロックチェーンオプションの1つとして多くの人に知られています。
Arbitrum
- 時価総額:33億ドル
- 24時間の取引量:3億7,700万ドル
- USDTの供給量:23.8億ドル
- USDCの供給量:11.8億ドル
より低コストかつより多くのトランザクション量を処理するEthereumの能力の強化版であるArbitrumは、開発者が分散型アプリケーション (DApps) を迅速かつ安全に展開できるようにするEthereumの既存のツールを活用しています。ステーブルコインとの統合により、ユーザーにさらなるトランザクションの柔軟性が提供されます。
Base
- Baseはロックされた合計価値で7番目に大きいブロックチェーンです
- 24時間の取引量 (BASE上での資産額):$576.581.263
Coinbaseによって開発されたBaseはEthereum Virtual Machine (EVM) の互換性を向上させるためにOptimismのOP Stackを採用しています。このオープンソースロールアップはステーブルコインのサポートだけでなく、Ethereumとその互換性のあるブロックチェーン全体にわたるコードの展開を簡素化してブロックチェーン全体の相互運用性を強化してくれます。
USDTおよびUSDCトランザクションの柔軟性の向上
前回のアップデートではPolygonやAvalancheブロックチェーンが追加されることで提供範囲の拡大を行いましたが、今回のアップデートではOptimism、Arbitrum、Baseがそのリストに加わることでさらなる提供範囲の拡大を実現しました!
現在のUSDTは次の7つのネットワークでサポートされています: Ethereum, Binance Smart Chain, Tron, Avalanche, Polygon, Optimism, Arbitrum
現在のUSDCは次の8つのネットワークでサポートされています:Ethereum, Binance Smart Chain, Tron, Avalanche, Polygon, Optimism, Arbitrum, Base
Bridged USDCは次の4つのネットワークでサポートされています:Avalanche, Polygon, Optimism, Arbitrum
Bridged USDCはブリッジプロトコルを介して異なるブロックチェーンネットワーク間にてUSDCを転送するために使用されます。これらのプロトコルは発信元ネットワークのスマートコントラクトにUSDCをロックして送り先のネットワークで同等の金額を発行します。しかし、ArbitrumからOptimismへの転送やEthereumのサブネット間を直接ブリッジすることはできません。
この転送はEthereumブロックチェーンを介してルーティングされる必要があるため、USDCの資金をArbitrumからOptimismに移動するには次の方法を介して行われます:最初にArbitrumからEthereumブロックチェーンに資金を転送し、次にEthereumからOptimismブロックチェーンへと転送を行います。
利用可能な暗号通貨のリストを確認するにはこちらをクリックしてください。
最適化された手数料
大切なお知らせ:記載されている数字は最低手数料であり追加料金はかかりませんが、取引が指定された最小しきい値を超える場合には調整された手数料が適用される場合があります。
例えば、顧客が取引をコインで受け取る際に0.25%が請求される場合のTRXの最小手数料は3ドルになります。
100,000 TRXが顧客に送信された場合の支払いは250 TRXとなり、これは約27.98ドルに相当します。ただし、1,000 TRXが顧客に送信された場合にはシステムが最低料金である3ドルを適用することから約26,82TRXになります。
別の例として、顧客に対して1 ETH-ARBが送信された場合は0.0025 ETH-ARBを支払う必要がありますがこれは約9,44ドルに相当します。
ただし、0.001 ETH-ARBが顧客に送信された際にはシステムは最低料金の0.01ドルを適用するために顧客が0.0000025 ETH-ARBを支払うことはなくなります。
これら全ての変更は2024年6月17日のリリース日から有効になります。これらの更新はより優れた便利な支払い処理ソリューションを提供するための当社の継続的な取り組みの一環です。我々は皆様の継続的なサポートに心から感謝し、今後もさらに有益なアップデートをお届けできることを非常に楽しみにしています。
まとめ
しかし、私たちの旅はここで終わりません。B2BinPayの次のリリースではAlgorandとSolanaを導入する予定であり、この拡張によってステーブルコイン取引をサポートするブロックチェーンの総数は現在のTron、Ethereum、Binance Smart Chain、Avalanche、Polygon、Optimism、Arbitrum、Baseを含め10にまで増えることになります。
B2Brokerとさらに深く繋がることで、当社の強力かつ最先端のテクノロジーを皆様のビジネスシーンに上手く取り込むことでより強力なものになることを祈っています。
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